コロコロは連載されている漫画の大半がギャグを中心とした作品というイメージがありますが

中には少年漫画らしい熱い戦いを描いた作品も多く存在します。

 

その作品の一つが「コロッケ!」です。

冒険やバトルを主軸に置いた作品であり、バンカーと呼ばれる戦士達が

禁貨(たくさん集めると願いが叶う硬貨のような物)を巡ってバトルと繰り広げるお話です。

 

アニメ、ゲーム化されるほどの人気を誇り一時期コロコロコミックの看板作品にもなっていた「コロッケ!」を手掛けたのが「樫本学ヴ」先生です。

 

樫本先生の主な経歴

 

・小学5年生のときに「週刊少年チャンピオン」に漫画を投稿する。

 

・14歳のとき年齢を15歳と偽り、藤子不二雄賞に漫画を投稿し最終選考まで残る。

 

・1986年「G筆(ペン)まん吉」で第12回藤子不二雄賞を受賞。

 

・1987年「刑事(デカ)ボットB.B」で「月刊コロコロコミック」デビュー

 

・1990年「江戸っ子ボーイ がってん太助」連載開始、この作品を機に人気漫画家になる。

 

・1993年「嵐のJボーイ ぶっとび闘人」「やったね!ラモズくん」を同時連載。

 

・1995年 「学級王ヤマザキ」連載開始。アニメ化に加え初のゲーム化も行われ樫本先生を代表する作品の一つに。

 

・2001年 「コロッケ!」(第48回小学館漫画賞児童部門受賞作)を連載開始。アニメ、ゲーム化もされおり

約5年に渡り連載され、これまでの作風とは違ったシリアスな雰囲気が話題を呼んだ。

 

・2007年「ぼくはガリレオ」連載開始。こちらもコロッケ!と同じくバトルを取り扱った作品であり、3年以上に渡り連載が続いた。

 

 

ご本人について

 

樫本先生と言えばやはり「学級王ヤマザキ」も有名ですね。

こちらは純粋なギャグマンガであり、連載当時多くの子供達に親しまれた作品でもあります。

 

アニメ化ゲーム化もされていることから当時の人気が伺えますね。

 

アニメのOPEDをお笑い芸人、落語家の山崎邦正(現:月亭方正)さんが歌っていたことも有名です。

改めて聞いてみると歌ががとてもうまいんです。普段はいじられ芸などで目立っているだけに意外な一面。

 

樫本先生の漫画の中には時折作者本人のキャラ(と奥さんと娘さん)が登場することもしばしば

その容姿はミカンの帽子に丸眼鏡と印象的です。

 

ミカンの帽子は自身の出身が愛媛県であることに由来しているそうです。

イベントに顔出しで参加する際にも自キャラを同じ格好をしています(笑)

 

単行本のページ端部分に自身の近況や物語の裏話を含めた漫画を掲載することもあります。

 

自身が納得しないお話をは「失敗作」と殴り書きをして反省点をあげることもあります。

漫画への熱意が伝わってくるエピソードですね。

 

そして樫本先生は現在なんとあの「コロッケ!」の続編である

「コロッケ! BLACK LABEL」をコロコロアニキで連載中です!!!

 

これは原作ファンとしては歓喜です!…がしかし1話を読む限りとてもシリアスなお話となっているようです。

 

キャッチコピーや青年に成長した主人公コロッケなどこれからの展開が気になるところです。

 

さらに原作の復刻verが現在発売中です!

 

これを機に当時読んでいた方もそうでない方も是非読んでみてください!

 

 

樫本学ヴ先生の代表作

 

「学級王ヤマザキ」

 

「コロッケ!」

 

「ぼくはガリレオ」

 

「手裏拳トンマ」