「これは…世の中を安全に生き抜く方法を教える…一人の老人の物語である」

 

こんな物語を読んだことはありませんか?

 

そう、あの作品で危険を回避する方法を学んできた人は多いはず

 

そのギャグで多くの人々を爆笑の渦に巻き込んでいて

 

コロコロ史上1位2位を争うお下品な作品としても有名なあの漫画

 

絶対絶命でんぢゃらすじーさん

 

コロコロを読んだことのある人ならば誰もが知っている。

 

表紙から見てわかる通り常人では思いつかないようなネタを使った漫画「絶対絶命でんぢゃらすじーさん」を描いているのが「曽山一寿」先生です。

 

 

 

曽山先生はこんな人。

 

「ご本人について」

 

・小学1年まで全ての漫画を藤子不二雄が描いていると思っていた

 

・高校3年のときにコロコロに自分の書いた漫画を持ち込み続けたが担当から「もう来なくていい」と言われる

 

・一時期、当時コロコロのライバル誌であったコミックボンボン(現在は休刊)でアシスタントをしていた。(コロコロの担当に酷評された漫画がボンボンの編集に大絶賛された)

 

・天才病にかかる

 

・2000年、「ぼくのおじいちゃん」という漫画で第47回小学館新人コミック大賞児童部門佳作を受賞。(この作品が後のでんぢゃらすじーさん)

 

・漫画家の次になりたかったのは役者であり、劇団に所属していたこともあった。

 

・メカ物が苦手で、依頼されて描いたゾイドの漫画が本来の世界観とかけ離れたギャグ作品になった。

 

・島本和彦、沢田ユキオ、藤子・F・不二雄を尊敬している。

 

・「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」と「イナズマイレブン」が好き

 

・忍者の体験をした際、綱渡りで股間を痛め、着地の衝撃で片足を痛め、忍者に扮した格好を外人に大笑いされる。(ご本人曰く漫画家の仕事じゃねー!)

 

松本しげのぶ先生との交友が深い(松本しげのぶ先生の息子はデュエマよりじーさんがすきらしい)

 

・うんこネタをただ作品に出すだけではなく、面白い使い方を見極めてうんこネタを漫画に出している。

 

 

「でんぢゃらすじーさん関連」

 

・読者から「サインくれ」と238回書いてあるハガキが来たのでサインを238枚送った。

 

・いい歳してうんこを漏らしたのでキャラが「うんこ」としか喋らない話を描いた。

 

・編集が「下ネタをやれ!」とうるさいので全てのコマに一つずつうんこがある話を描いた。

 

・読者に向けたコンテストの優勝者に本物の豪華なトロフィーを送る。

 

・普段はギャグを基調とした作風で描いているが、大長編などの特別な回では心に響くお話を描く。

 

・レギュラーキャラである「校長」の新たな名前を決める読者投票を行う際の名前の候補が色々とすごい

「クソゲロ」

「パンツくさ太郎」

「ミュミャリャツァオビュビュンピピュプリャプピフンドシン」(投票の結果この名前が1位だった)

「松本しげのぶ」(主人公であるじーさんはこれが1位になると思っていた)

「西園寺ヒカル」等

 

・コロコロで連載されている他作品の作者と共同でコラボ回を描いたりもした

 

このように様々なエピソードを持つ曽山先生は、現在でも「でんぢゃらすじーさん」の連載を続けています。

 

曽山先生はインタビュー記事で「まだやってんのかよ!って言われたい」と言っています。

 

約17年連載(2018年現在)が続いてますから連載開始当時に小学生だった子供は

現在20代前半~後半ぐらいの年齢になっています。

 

その人達から見たらまさに「まだやってんのかよ!」って感じですね。

 

松本しげのぶ先生の「デュエル・マスターズ」に続き、曽山一寿先生の「でんぢゃらすじーさん」は

沢田ユキオ先生の「スーパーマリオくん」や穴久保先生の「ポケットモンスター」(通称ギエピー)

のような長期連載漫画として有名になりつつあります。

 

これからも広い世代に渡り親しまれる漫画であってほしいですね。

 

 

 

曽山先生の代表作

 

「絶対絶命でんぢゃらすじーさん」

 

 

でんぢゃらすじーさん邪

「なんと! でんぢゃらすじーさん」

 

「わさぼー」

 

「みかくにん-ゆーほーくん」